ショパンコンクールについての牛田智大さんのFacebook記事を拝読しました。
あの牛田さんでさえ、ホールで弾くと迷うことがあるんだ…と驚きでした。
ホールで弾くと、
ふだん部屋でピアノを弾いているときとは全然違う!
という感覚に私はなります。
音の響き方が違うのです。
部屋で弾いているときと同じ音が、
自分が奏でたい音が、
出せていない、
と感じてしまう。
結果、力んで、きたない音で弾いてしまうことが、
何度もありました。
その経験から、
ホールで演奏するときの心がけとして、
どこに耳の意識を向けるかを
大事にするようになりました。
以前は、
客席の方から跳ね返ってくる自分のピアノの音に
意識が向いていたようです。
それを、
自分の弾いているピアノの
[弦にハンマーが当たる時の音]
に意識を向けるように変えました。
どこに耳の意識を向ける、なんて
ふだん考えていませんでしたが、
やってみると、
意識を向けたところの音が
ちゃんと聴こえてきます。
生徒さんにも伝えて、
どのホールでも自分の音で弾けるようになってもらいたい
と思っています。
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